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用語解説 

UPS/無停電電源装置

概要

 UPS(無停電電源装置/uninterruptible power supply)とは、停電時に一定時間電力を供給する電源装置のことである。  電源とコンピューターなどの機器との間に、バッテリーへの充電と機器への電力供給を行うよう設置される。  そして停電などの電源トラブルが発生した場合、給電をバッテリーに切り替えることで一定時間電源を供給できる。これによりコンピューターなどの異常終了を防ぐ。

長所・短所

 長所はコンピューター使用中の停電などによるシステムの異常終了を防ぎ、これによりシステム障害やデータ損失などを回避する点にある。  短所は無停電電源装置の機能として一定時間しか電源供給できないため、停電時にそのままコンピューターを使用し続けることはできない。停電から復旧するまでの間コンピューターを使用したい場合は、別途発電機などの機器が必要となる。  停電中にコンピューターのシャットダウンを行うのは人間が実施するため、無停電電源装置の電源供給中にシステムの正常終了が完了できない場合もある。一般的な無停電電源装置の電源供給は、内蔵バッテリーの容量によるが30分程度が一般的である。  無停電電源装置によっては、停電時にシステムシャットダウン、復旧時にシステム起動を自動で実行する機能が搭載されている製品もある。

場面

 データセンターや医療機器などに使用されている。

種類

 無停電電源装置の大きく3つに分類できる。  ひとつ目は、オンラインUP S。特徴として通常時も無停電電源装置を通じて給電することで、電源障害が直接機器に伝わることがないことがあげられる。常時インバータ給電方式UPSとも言われる。  ふたつ目は、ラインインタラクティブUPS。停電時のみ無亭電源装置のバッテリーから電気を供給するのが特徴である。通常時は電力を接続機器へそのまま供給しつつ、バッテリーへの充電も同時に行っている。電圧を安定させる装置を通して給電しているため、後述する常時商法電源給電方式より電源供給の安定性がある。  最後は、常時商用給電方式UPS。停電時に無停電電源装置のバッテリーから電源供給を行う点ではラインインタラクティブUPSと同じである。しかし、通常時のコンピューターなどへの給電において、そのまま給電しているため電力障害の影響を受けやすく安定性にかける点が異なっている。  無停電電源装置の信頼性を確保するには、定期的に専門家に点検してもらうことで保守するタイプと、一定期間を使用するとUPS本体かバッテリーを交換することによって保守するタイプの2種類ある。

気を付けるべきポイント

 無停電電源装置を導入する際には、業務おけるコンピューターシステムの重要性や、運用の安定性などを加味して、自動シャットダウン・復旧や、無停電電源装置の種類を、検討し選択すべきである。

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