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用語解説 

ロードマップ

概要

 ロードマップとは、企業や政府などが製品開発、技術開発、戦略などの計画や、今後の展望を、時系列で記した図や表のことである。ロードマップは、同企業の同計画に対するものであっても、投資家や、経営層、技術者向けなど参照者に合わせて、個別に作成する必要がある。参照車によって計画への意図や参画のタイミングが異なるため、そのロードマップに記載される内容も変わってくる。 そのため、作成時には参照者を念頭に置いておく必要がある。  さらに、ロードマップはその性質上、企業内で扱うためだけのものではなく、新しい技術を要する製品開発や、他業界にも協力を必要とするような規模の計画においては、事前に周囲の企業や業界に、合意を得るための有効なツールとなる場合もある。

メリット

 長所は、参照者に合わせた内容のロードマップを作成することで、当事者たちの行動目標が具体的になる。さらに、クライアントや投資家へのプレゼン用であれば、時系列の具体的な行動や目標を提示できることで、先見があるということで先方の信頼を得られるということがある。

シーン

 ロードマップは長期的な目標、目的を達成するためのツールである。製品開発用、戦略用と用途ごとに、最終目標から具体的に今から始める技術開発や、戦略戦術を考えるといったように、ゴールから現在へと内容を順に落とし込んで作成していくことが望ましいとされている。  具体的には、製品開発などのために作成するロードマップであれば、市場のロードマップ、商品のロードマップ、技術のロードマップの順で作成する。戦略などのために作成するロードマップであれば、展望などのビジョンのロードマップから、自社の価値観や方針のロードマップ、目標のロードマップ、戦略のロードマップ、戦術のロードマップの順に作成する。そのほか、進捗管理のための節目とされるマイルストーンや、各時期におけるリスク管理についても記載すると、より効果的なロードマップとして一目が置かれるようになる。

気を付けるべき点

 ロードマップは同じ計画に対するものであっても、参照者によって求める情報が異なるため、市場、戦略、商品、技術などと雑多にすべての情報が一つのロードマップに納められていては、非常にわかりづらく、それぞれの参照者にとって扱いづらい各現場で使えないものになってしまう。そのため、各情報を各参照者に合わせて具体的な内容を記載していくことが重要である。

種類

 ロードマップは小さな単位だと個人の目標管理から、大きなものでは国家、国際機関の管理レベルまで様々な目的のために様々な専門分野にわたって作成されている。 これらの各種ロードマップは自社のロードマップでなくとも、各業界や市場や、国の技術援助の方針などがわかる大規模なロードマップは、企業内でロードマップを作る上でも参考にすべき情報と言える。

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