用語解説 

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冗長性

概要

 冗長性とは一般に余分や重複がある状態を指すが、IT分野では耐障害性を高めるためにシステムの二重化(ミラーリング)を行い余裕を持たせた状態を示す。具体的には機材や回線などを複数用意して並列に使用したり、一部をすぐ使える状態で待機させたりすることを表す。

背景

 たとえば自然災害や人為的なミス、あるいは突発的なアクセス集中による負荷急増などによって、サーバーやシステムが停止する事態が想定される。そうなった場合、生産やサービスや物流が停止するなど、企業の存続を左右しかねない損害が生じる。東日本大震災以降、企業の事業継続性の重要さが実感されたことで、不測の事態であっても事業を継続できるために、サーバーやシステムに「冗長性」を持たせておくことが必須になっている。

種類

 冗長性を持たせたシステム構成の代表例のひとつに「アクティブ/スタンバイ構成」がある。これは片方のシステムを通常時に使用し、もう一方は待機させておき、障害が発生して停止したら即座にもう片方に切り替えて処理を引き継ぐ方式である。

 もうひとつが「アクティブ/アクティブ構成」で、同じ機能を持つシステムを複数用意し、それを同時に稼動させる方式のことをいう。平常時は負荷を分散してシステムを効率的に稼働させるが、障害が発生して片方が停止した際はもう片方が全ての処理を行うことでシステム稼働を継続させる。

 また最も多いサイバー攻撃であるDoS攻撃やDDoS攻撃に対しても、複数台のサーバーを用意して冗長性を持たせることで回避できる。

ポイント

 システムの冗長性を高めるにはハードウエアの二重化が必要なため、導入に際しては金銭的コストや人的コストが負担になる。しかしRAID、DRBD、仮想サーバーやクラウドシステムなどのソフトウエアでは、比較的低コストでもある程度の対策が可能になる。

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