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用語解説 

OFF-JT/Off the Job Training

概要

 OFF-JT(Off the Job Training)とは、職場での業務や、職場で必要となる知識やスキルを座学にて教えることである。座学とは、教室で授業を受ける形式で、先生と生徒に分かれて実施される研修、講義を表す。

 OFF-JTのメリットとしては、その仕事を行う上で必要となる専門的な知識の習得ができる点、職場の上司など、教える側が少数でも、多数の生徒に対応ができる点などが挙げられる。デメリットとしては、座学と実務のギャップがある場合、職場に戻った際に教わった内容を活かしにくい点、専門の講師を外部に委託する場合は費用が発生する点などが挙げられる。

 OFF-JTの対義語は、職場にて実務を行いながら社員を育成するOJT(On the Job Training)である。

種類

 OFF-JTの種類としては、遠隔にて実施されるものと、対面で実施されるものに分けられる。遠隔にて実施されるOFF-JTは、社内ネットワークなどを介して講義内容が配信され、生徒はその内容をパソコンやスマートフォンなどで閲覧し、受講する形式である。この形式は、いつどこでも生徒が受講でき、学習したいポイントを各自で選択できるため、学習効率が高いというメリットがある。しかし不明な点があった場合に、講師へすぐ質問することができないことがデメリットである。

 対面にて実施されるOFF-JTは、集合型研修とも呼ばれ、学校における講義のような形式で実施される。場所と時間が限定され生徒は集中した受講ができ、不明点は講師に聞くこともできるため、知識やスキルが身につきやすい。しかし遠隔地で開催される場合もあり、その際の交通費がかかることや、講師を雇う場合の費用、会場の費用がかかる可能性がある。コストの面が、遠隔で実施されるOFF-JTに比べるとデメリットになる。

シーン

 OFF-JTの講師を、職場の上司や職場での業務経験が豊富な人が担当することが多い。職場の業務における専門知識は豊富であるが、人に教えるスキルが高いとは限らない。このようにOFF-JTは、講師のスキルによって学習結果に差が生じる場合がある。OFF-JTを実施する前には、講義内容、講師人選をしっかり吟味する必要がある。

歴史

 OFF-JTは、研修や講義などという呼ばれ方で古くから実施されていたが、1940年代にOJTという言葉が誕生した際に、OFF-JTという対義語に置き換えられるようになった。

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