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用語解説 

Mozilla Firefox

概要

 Mozilla Firefoxとは、Mozilla Foundationが開発するWebブラウザである。オープンソースで無償配布されているため、誰でもプログラムのソースコードを確認することができる。Firefoxの特徴はタブブラウザ形式・アドオン(追加プログラム)による機能拡張ができる点があげられる。

種類

 Firefoxは主要のプラットフォームで利用可能であり、コンピュータ向けではWindows・Mac・Linuxに対応、スマートフォン向けではiOS・Androidに対応している。

 iOS向けFirefoxは、Android版と比較すると一部機能が制限されている。理由として、FirefoxはHTMLレンダリングエンジン(HTMLを表示するプログラム)にGecko(ゲッコー)と呼ばれるMozillaが開発したものを標準で採用しているが、iOSアプリはApple社が制定したアプリケーションのレギュレーションに従う必要があり、HTMLレンダリングエンジンはApple社が開発したWebKitを用いる必要があった。そのためiOS版FirefoxはWebkitをベースにしたものを採用している。

特徴

 Firefoxはユーザーの手によって機能追加することに重点を置いている。アドオンと呼ばれる追加プログラムは、現在ではコンピュータ向けの多くのブラウザが対応しているが、それの先駆となったのがFirefoxであった。

 アドオンの例としては、ブックマークやパスワードの共有機能やユーザー自身が書いたJavaScriptの実行サポート、マウスジェスチャーの追加などが代表的である。

シーン

 FirefoxはほかのWebブラウザよりも素早い動作・画面表示といった性能面やアドオンによる機能拡張やブラウザ画面のデザイン変更を行える、といったカスタマイズ性を持つことから、ゼロ(2000)年代にはWebブラウザとして高いシェア率を持っていた。最も高い時期であった2009年には全世界で32%のユーザーが利用していた。

 しかし、Google社が開発するWebブラウザGoogle Chromeが2008年に発表されて以来、ユーザーがそちらへ移動したことからシェア率は下がった。2016年8月時点での日本国内シェア率は9.14%、全世界でのシェア率は7.47%と発表されている。

 特定の国では依然として高いシェア率を持っている場合もある。2015年にはアフリカ諸国、エチオピアでは79%という高い数値を持つ。先進国でもドイツでは38%という数値を記録している。Mozillaは、2014年にユーザー数が全世界で5億人に到達したと発表した。

歴史

 Firefoxの出自としては、Mozilla Foundationというオープンソースの元でインターネットに関わるソフトウェアの開発を行う団体が開発した、Mozilla アプリケーションスイートと呼ばれるソフトウェアの機能の一部であった。

 アプリケーションスイートとは、WebブラウザのほかにHTMLエディダ・チャット機能・メール送受信といったインターネットサービスの利用・開発に必要なものを統合したソフトウェアとして1998年に発表され、2006年に開発が終了したものである。2000年前後からアプリケーションスイートの開発グループより、独立したWebブラウザの構想が生まれたことからFirefoxの開発がスタートし、2002年に発表された。

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