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用語解説 

ログ

概要

 ログ(Log)とは、コンピュータの利用状況やデータ通信時の履歴のこと。

 データの集合体であるログを活用することで、Webサービスの最も多くのユーザーが利用している時間帯や、どんなユーザー層がサービスを利用しているかといったマーケティングのための有益なデータを取得することができる。

 また、大規模なシステム運用においてログはとても重要な指標となる。なぜなら、ログを管理することで当該システムやシステムを運用するための機器に対する不正使用を発見したり、ネットワーク犯罪による二次的な被害が生じていないか確認できるからである。

 ログを全く取得・管理もしていない場合では、当該システムがどのように機能していて、どのような結果を出しているのかさえ理解できなくなる。このような場合、問題が生じていても対処することすらできなくなる恐れがあるため、極めて危険である。

ログ収集の方法

 ログデータを効果的に取得したとしても、それを分析する作業が最も重要となる。そのため、取得の際には以下の4点のような考え方が必要である。
[1]情報の収集の方向性
どのような情報を集めるのかを具体的に決める。そして必要のない情報を捨てる。
[2]情報の変換の仕方
取得した情報をどのようにわかりやすく変換し、活用するのかを決める。
[3]情報の保存方法
取得し、理解しやすいデータに変換したログをどうやって保存し活用するのか決める。
[4]分析方法
取得したログを男女比や年齢別といったどの要素に分類して分析するのかを決める。

種類

 ログデータを扱う時には、データの新旧度から二つの分類方法がある。
【1】Hot Date
ユーザーなどから入力された直後のログデータ。発生してからすぐに利用したり、使いやすく変換したりしてから分析する。

【2】Cold Date
ある程度の期間において蓄積されたデータを分析する。

 こうした大まかな分類で情報を取得しながら、その後に必要な情報を解析していくことで、より有益な情報の取得が可能である。

ログ収集の際に気を付けるべきポイント

 ログを収集するときに注意すべきポイントは、どんな情報を取得するのかを事前に確認してから行うことにある。システム運用をさらに改善するためにどんな方策があるのかを考えてから、取得すべきデータを手に入れなければ活用することができない。そのため、今後分析するに足り得る情報を取得することに意味がある。 大量のデータは生産性の向上や問題解決に役立つ一方で、そのログの膨大さから多くの解析コストがかかる恐れがある。

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