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用語解説 

イーサネット

概要

 イーサネット (Ethernet) は、コンピューターネットワークの規格のひとつで、家庭、オフィス、データセンター、企業、WANを問わずあらゆるネットワークで使用されている有線LAN (Local Area Network) の技術規格である。

 名前の由来となった「イーサ、ether」は、かつて宇宙に満ちていると考えられた仮想物質である「エーテル」(Ether、Aether) からつけられた。なおイーサネットとEthernetは、国内では富士ゼロックス株式会社の登録商標となっている。

歴史

 ハワイ大学のノーマン・エブラムソン教授が開発した「ALOHAシステム」を原型に、1973年、米ゼロックスのパロアルト研究所でロバート・メトカーフを中心に開発された。その後、ゼロックス社が特許を開放してオープンな規格となった。そして2000年代前半にはイーサネットによるLAN機能が標準になった。いまや世界中のLANの多くがイーサネットを採用し、MANやWANでも一部の技術は「広域イーサネット」という名称でイーサネット規格を取り込んでいる。

通信技術

 イーサネットはLANの主に物理的な部分に関する通信規格であり、OSI参照モデルにおける物理層及びデータリンク層を規定している。IEEEによりIEEE 802.3及びその拡張版として仕様が公開されている。

 インターネットの通信では、ソフト上の通信のやり取りであるTCP/IPが、イーサネットというハードウェアの仕組み上でやり取りされている。通信には銅線を用いた撚り対線ケーブル(ツイストペアケーブル)や光ファイバーケーブルが用いられる。

速度と規格

 通信速度は、初期の10Mbps(ビット毎秒)の10BASE-Tから始まり、100Mbpsの100BASE-TXが普及。今日では1Gbps(ギガビット毎秒)の「Gigabit Ethernet」(ギガビット・イーサネット)、10Gbpsの「10Gigabit Ethernet」(10ギガビット・イーサネット)規格が決定された。さらなる高速規格として40ギガビット・イーサネット (40GbE) や100ギガビット・イーサネット (100GbE) なども登場している。

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