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用語解説 

暗号化規格

概要

 暗号化規格とは、データ内容が通信途中で第三者に漏れたり、改ざんされたりするのを防ぐための規格のことである。 第一に暗号化とは、コンピュータを通じてインターネットやアプリケーションを利用する際に、ユーザーの情報などが通信中に第三者に無断で見られたり、故意に改ざんされたりしないように一定の規則に基づいて情報の変換を行うことである。 第二にこのような暗号化を行う時の方式の規格が暗号化規格である。例えば、無線LANの暗号化方式の規格「WPA(Wi-Fi Protected Access)」や、「WPA2( Wi-Fi Protected Access 2)」は暗号化する際の標準的な規格である。 つまり、ネットワークセキュリティ上の安全性を担保するために、重要な情報を暗号化する必要性があり、そのための世界規模で標準的な規格が暗号化規格であると言える。

長所

 暗号化規格があることで、従来よりもユーザーは格段に安全にインターネットを通じて画像や音楽といった情報を取得することが可能となる。 また、個人情報など安全に扱わなければならない情報の漏洩を未然に防ぐことが可能である。

短所

 暗号化規格に基づく暗号は、ある一定の規則性に従って構築された暗号なので、多くの人間と資本を持ってすれば解けないものがない点が問題である。 また、ユーザー認証は「ユーザー名」と「パスワード」の二つの組み合わせで構築された暗号化規格だが、この暗号も総当たり的に解き続ければ解読できてしまう暗号なので、問題点を孕んでいる。

種類

 無線通信はデータの傍受が容易なため、送信されるデータを暗号化することで、内容を理解しづらくし、通信時の安全性を高めようとしている。 従来はWEP(Wired Equivalent Privacy)という規格が利用されていた。しかし、ただ、脆弱性が発見された今、あまり利用されていない傾向にある。  従来採用されてきたWEPの脆弱性を補完しつつ、新たにセキュリティ精度を高めた暗号化方式の規格として、WPAがある。WPAは以前にはないデータの暗号化を行うためのプロトコル「TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)」を採用することで、暗号を一定時間ごとに自動更新する機能を追加するなどの改善を行っている。また、WPAをさらに改良したWPA2という暗号化規格も存在する。

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