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用語解説 

著作権

概要

 著作権とは、自らの思想や考えをもとにして文章、音楽、絵画、映像、プログラムなどをさまざまな創作物として表現した際に、その創作物(著作物)に対して作成者(著作者)に与えられる権利のことである。

 著作権は、作者が生み出した著作物を守り、また著作者の努力を認めることで、今後の文明の発展へとつなげるために制定された制度である。著作権は、著作者が認めない限り他者が使用することはできず、他者が使用を希望する場合は、著作者に対して対価を支払うことで使用が可能となる。支払われた対価をもとに著作者は、さらなる創作活動ができるようになる。

種類

 著作権は大きくふたつに分けられる。著作物を守るための著作財産権と、著作者を守るための著作者人格権である。

 著作財産権には複数の権利があり、著作物をコピーなどに関する複製権、テレビ放送やインターネットに公開などに関する公衆送信権、著作物を参考に他人が作成した著作物(二次的著作物)に対して、二次的著作物の作者と同じ権利を持つことができる二次的著作物の利用に関する権利などがあり、これらは著作者にのみ与えられている権利である。

 著作者人格権に関する権利としては、著作物を公表するかどうかを決められる公表権、著作物の作成者の名前を公表するかどうかを決められる氏名表示権などがある。

シーン

 近年インターネットでは、動画を閲覧できるウェブサイト、いわゆる動画サイトといわれるものが広まっている。一部の動画には、著作権を無視して違法にコピーした動画がアップロードされているケースがある。

 動画を無断でアップロードすることは、著作権の中の公衆送信権に反した違法行為である。動画を閲覧することについて現状は違法とされてはいないが、違法なものと知りながらパソコンに動画ファイルをダウンロードすることは、違法となるため注意が必要である。

 視聴についても「現状」(2016年現在)違法ではないというだけで、将来的に「視聴をすることで動画のデータがパソコン内に複製されている」とみなされれば、複製権の侵害となる可能性もあるため、著作権を侵害している動画については閲覧を控えたほうが賢明である。

歴史

 著作権の始まりは、1545年代にイタリアで考案されたとされている。その後、多くの国や地域で独自の著作権に関する法律が制定されていく。1886年にスイスで、著作権に関する国際条約としてベルヌ条約が締結された。その後技術が発展していくにつれ、当初は書籍や絵画などが対象であった著作権法も、映像やプログラムなどと、扱われる対象の幅が広がっている。

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