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用語解説 

クールビズ

概要

 クールビズとは、環境省が中心となって行われている環境対策の一環で、夏季に過度な冷房を控えるよう衣服の軽装化を推進するために、行われたキャンペーンである。クールビズは涼しいや、カッコいいといった意味のCoolと、ビジネスの短縮語であるBizを組み合わせた造語である。
加えて、東京電力・福島第一原子力発電所での事故の影響による夏季の電力不足を考慮し、クールビズよりさらに涼しい服装であるスーパークールビズも提唱されているようになっている。
環境省は、夏季に室温が28度を超えると想定される6月1日から9月30日までをクールビズ期間と定めており、その室温でも快適に仕事がこなせるよう、ノーネクタイや半袖シャツなどラフな格好を推奨している。
クールビズ、ならびにスーパークールビズの定義については、環境省が具体的な可否を取り決めており、どのような衣服が求められているかは、毎年同省のホームページに公開されている。

気を付けるべきポイント

 あくまでも、夏季に冷房機を過度に動かすことによる地球温暖化を防ぐために行われているキャンペーンであるため、時と場合によって使い分けることが求められる。

歴史

 第二次オイルショック後の1979年、第1次大平内閣において、半袖の背広などを省エネルックと名付け、着用が提唱された。これを受け、政治家の羽田孜が夏季に着用することが慣行となったが、一般には普及しなかった。
2005年、内閣総理大臣である小泉純一郎から環境大臣の小池百合子へ、夏場の軽装による冷房の節約をキャッチフレーズにしてはどうかとアドバイスがあり、それ以降、環境省主導でノーネクタイ、ノージャケットのキャンペーンを行った。クールビズという言葉は、同年行われた一般公募より選定された。。
環境省の行った地球温暖化防止推進事業の一環とされ、テレビや新聞、雑誌、ラジオから街頭ポスター、ウェブサイトといったあらゆるメディアにおいて大々的にキャンペーンを行った結果、それを商機と捉えたデパートや小売業などの民間にも積極的に取り上げられ、同年のユーキャン新語・流行語大賞のトップテンにも選出されている。
2010年には、ネクタイの売上げ減少に繋がるとの批判を受け、日本ネクタイ組合連合会が環境大臣にクールビズの廃止を陳情するといった騒動にまで発展している。
2011年の東日本大震災で、東京電力・福島第一原子力発電所からの電力が完全に停止。それによる夏季の電力供給の逼迫が想定されたため、同年は5月1日に、政界官公庁や一部の上場企業で実施された。
2012年には、さらに夏季の熱中対策を推し進めたスーパークールビズが、環境省により実施されている。

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