2016.2.1 (Mon)
オフィスソフト使いこなし(第7回)
パワーポイントにメディアを埋め込もう(前編)概要
クリップアートとは、パソコン、ワープロ、スマートフォンなどで、文書や日記などを書くとき、挿し絵やアクセントとして使う、さほど大きくない画像や写真データのことである。一般に個人で占有するものはクリップアートとは呼ばれず、インターネット上や企業ネットワーク内で共有されるものをいう。
クリップアート自体に特定の定義はないが、簡便に利用できる画像データのことをいい、毎日、大勢の方が趣味で作成したものを、インターネット上にアップロードしている。デザインは、ユニークなものから、ビジネスに使用できるものまで、分類することが困難なほど多種多様である。
種類
クリップアートの用途は、ユーザーによってさまざまである。はがき、日記、ブログ、ポスター、案内状、宣伝等、多くの場面で利用されている。著作権を持つキャラクター物でない限り、引用・加工なども自由なため有効に活用したい素材である。
クリップアートは、商用目的としたものがほとんどないため、作者は一般のユーザーが多く、趣味で作成してアップロードしていることが多い。マイクロソフト(Microsoft)のウェブサイトでも、ユーザーが資料を作成する際などに使用できるものが配布されている。
シーン
前述したように、クリップアートは利用制限が少ない素材であるため、非常に多くのシーンで利用されている。たとえば、年賀状を作成するときにウェブサイトから、気に入った画像をダウンロードして使用しているが、そのように気軽に利用できるところがクリップアートの利点である。
ユーザーによっては、インターネット上のクリップアートを自分のブログに使用したり、アバターとして使ったりすることも可能だ。仕事に使う資料や、プレゼンテーション画像を作成するときにも利用できる素材は多いので、有効に活用するとよい。
気を付けるべきポイント
種類の説明で述べた著作権を持つキャラクターを使ったクリップアートは、使用する際に注意が必要である。公式サイトから購入し(無償提供の場合もある)、ダウンロードした場合、作者の許可なく商用目的のポスターなどに使用したり、他人に譲渡・コピーしたりするような行為は、法律に触れることがあるため、取り扱いには十分な注意が必要である。