2021.3.26 (Fri)

テレワーク・リモートワークとは何か?(第9回)

リモートワークでの課題と仕事がはかどる方法を解説

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 コロナウイルスの蔓延により急速に普及したリモートワーク。通勤時間がなくなったことや、子育てをしながら働きやすくなるなどメリットもありますが、効率が下がったと感じる人も多くいます。効率が下がったと感じる原因もさまざまで仕事とプライベートの切り替えが難しかったり、コミュニケーションが取りづらいなどの業務面の理由から、運動不足になってしまったなど健康面でも課題が上がっています。本記事ではそのような課題に対してリモートワークがはかどる方法を紹介します。

リモートワークがはかどらないと感じる人が多数

 リモートワークは大きく働き方が変わるため、その働き方になれるまでは仕事がはかどらないと感じる人も多くいると思います。以下では調査結果をもとに実態としてどれだけの人がリモートワークに難しさを感じているかを解説します。

6割以上の人がリモートワークで業務効率が下がったと回答

 日本生産本部の調査によると「自宅での勤務で効率が上がったか」という問いに対して、「やや下がった」という人が41.4%、「効率は下がった」という人が24.8%という回答結果があり、6割以上の人がリモートワークで業務効率が下がったと感じていることが判明しました。

 一方で「自宅での勤務に満足しているか」という問いには5割以上の人が「満足している」と回答していることから、業務は以前ほどはかどらないがリモートワークには賛成という人が多いということがわかりました。

 以上のことから、リモートワークにおける働き方を改善することで、より満足のできる働き方を実現することができるといえます。

リモートワークにおける課題

 厚生労働省の調査結果によるとリモートワークにおける課題として「運動不足になる」、「社内コミュニケーションが減った」、「仕事とプライベートの区別がつかない」ということが挙げられています。

運動不足になる

 リモートワークは通勤時間がなくなるというメリットがある一方、外出しなくなることによる運動不足が課題となっています。

 リモートワークの導入以前では通勤やランチのために外に出かけることで軽い運動を行うことができ、帰宅時にスポーツクラブに寄るなど、家から出ることにより運動不足を解消できる機会が多く存在していました。

社内コミュニケーションが減った

 オフィスであれば簡単に質問できた事柄も、リモートワークでは相手の状況が把握しづらかったり、わざわざチャットをつなぐ必要があることから、質問を躊躇してしまうなどコミュニケーションが減ってしまうことも課題となっています。

 リモートワークにおける主なコミュニケーションの場は打ち合わせですが、その打ち合わせについてもホワイトボードや付箋などのツールがないことにより、情報整理や意思決定が難しくなっています。

仕事とプライベートの区別がつかない

 リモートワークになったことで仕事とプライベートの区別がつかない人が多いということも課題となっています。

 人と会わないことが根本的な原因となりますが、着替える必要がないので部屋着のまま仕事をしてしまったり、通勤する必要がないことから仕事の直前まで寝ていることなどが原因で仕事とプライベートのオンオフが切り替えづらいと感じる人が多くいます。

 他にもリモートワークは家事や子育てを並行して行えるというメリットがある反面、作業が中断されることも多くなり、結果として夜中まで仕事をする必要が出てしまうこともあります。

リモートワークがはかどる方法

 上記の課題は多くの人が感じている課題であり、さまざまな人がそれらの課題に対して試行錯誤を重ねています。以下ではその中から課題の解決に有効な方法を紹介します。

ツールの導入

 リモートワークはICTツールとの親和性が高く、リモートワークがはかどるツールが多く登場しています。

ホワイトボードアプリ

 リモートワークでの打ち合わせではメンバーが出した意見をメモしたり整理するのが難しいですが、ホワイトボードアプリを使用することでその課題が大幅に改善されます。

 ホワイトボードアプリの例としてはMicrosoftが提供している「Microsoft Whiteboard」があり、本アプリは手書きでメモをとることや、画面を共有してメンバー同士で編集することができます。

仮想オフィス

 コミュニケーション上の課題を解決してくれるツールとして仮想オフィスが挙げられます。仮想オフィスではオフィスと同様に各自の席が用意されており、離席していることが簡単に把握できたり、ワンタッチで打ち合わせできるため、仕事上の相談を簡単に行えます。

 「Remotty」はこのようなことが実現できるサービスで、Teamsなどのコミュニケーションツールと比較してよりデスクにいる時の状況を再現できるサービスとなり、気軽な相談や雑談、つぶやきに適しています。メインとなるコミュニケーションツールの他にこのようなツールを導入することでコミュニケーションを活性化することができます。

周囲の環境を整える

 リモートワークでは机や椅子が業務用ではないことから姿勢が悪くなったり、腰が痛くなったりすることもあったり、家族の生活音が気になって集中できないこともあります。その対策として周囲の環境をリモートワーク用に整えることをおすすめします。

 以下では環境を整える方法をいくつか紹介します。

机や椅子を変える

 リモートワークを行う上で、机や椅子は使用する時間が長いため、仕事をしやすいものに変えることは有効な手段となります。

 机や椅子は高さを変えられるものを選ぶことで、作業しやすい高さで座りながら作業できるだけでなく、集中できない時には立って作業することもでき、リモートワークならではのメリットも得ることができます。

 さらにバランスボールを椅子代わりにすることで、作業効率を向上させると同時に運動不足を解消することも可能となります。

リモートワーク専用空間を作る

 自宅では周囲にテレビや趣味に関するものなどがあったり、家族の生活音が気になるなど集中できない要因が多く存在します。そこでリモートワーク専用の空間として集中できるスペースを設けることをおすすめします。

 リモートワーク専用空間を設ける方法としては、パーティションを設置するような簡単なものから、ボックス状のテントや小さな個室の設置まで価格やスペースに合わせてさまざまなものを選ぶことができます。

DIYする

 リモートワークをはかどらせようとしても自宅に完璧に合う家具がなかったり、値段が高かったりして購入に踏み出せない人もいると思います。そこでDIYすることで自宅にぴったりのリモートワーク環境を作ることができます。

 折り畳み式の机を壁に設置することで、仕事がはかどる空間を作りつつ、机を畳むことでプライベート用の広いスペースは確保できるなど家具を購入するだけではできないことを実現できますし、試行錯誤して作りあげた環境で働くことが楽しみになるかもしれません。

習慣を見直す

 リモートワークがはかどらない理由として、生活習慣が大きく変わったことも要因のひとつとなります。

毎日着替える

 仕事とプライベートのオンオフの区切りを明確にするために毎日着替えることをおすすめします。着替えることでオンオフの切り替えがしやすくなるだけでなく、業務後に出かけやすくなり、スポーツクラブに通って運動不足を解消することや、映画を見に行ってリフレッシュすることができるなど仕事以外のメリットもあります。

朝活を行う

 始業時間ギリギリまで寝ていると、始業時間にはまだ頭が起きておらず仕事が捗りません。そこで今までと同じ時間に起きて空いた時間を活用して朝活することをおすすめします。

 朝活の内容は仕事に関わることだけでなく、読書や映画鑑賞など趣味でリフレッシュするのもひとつの手です。朝の時間を有効に活用することで始業時間からスピード感を持って作業することができます。

自分に合ったリモートワークの環境を作り上げましょう

 リモートワークはこれまでの働き方から大きく変化があったため、慣れるまでに時間がかかったり、新しい課題も発生します。しかしリモートワークを今後も続けたいと考えている人や、リモートワークを今後も推進していく企業は多く存在するため、一度働く環境を見直して最適なリモート環境を作りあげましょう。

※この記事は2021年3月時点の情報を元に作成しています

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