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2021.02.19 (Fri)

ビジネスを成功に導く極意(第30回)

デキる社会人は、なぜビジネス手帳を使うのか

 多くのビジネスパーソンから根強い支持を集めているのが「ビジネス手帳」です。スマートフォンで利用できるカレンダーアプリやメモアプリがあるにも関わらず、手帳にこだわり続けている人も少なくありません。なぜ、いまでもビジネスパーソンは手帳を使っているのでしょうか?ビジネスにおける手帳の優位性や、おすすめのビジネス手帳、活用のコツについて紹介します。

手帳に“書く”から忘れない!効率よく予定が組める

 手帳のもっとも大きなメリットは、手書きができるところです。手書きをすると自ずと情報が整理され、記憶が定着しやすくなります。

 こうした事実は多くの研究によって証明されており、例えばプリンストン大学のPam Mueller氏とDaniel Oppenheimer氏は論文で、「手書きの場合は情報を取捨選択しながら書き留めるが、パソコンで入力する場合は一字一句そのまま書き留めてしまう傾向があることが判明している」と述べています。また、ワシントン大学の研究によると、「手書きでエッセイを書いた小学生のほうが完成された文章を書き、読み方を習得するスピードも速い」ことがわかっています。ほかにも「手書きをすると手と脳がより広範囲で刺激される」というデータや学説もあり、さまざまな学者によって「手書きが学習効率を高める」ことが報告されています。

 スケジュールも、手帳に書くことによって自然と整理され、そして記憶に残りやすくなる傾向にあります。1日のスケジュールを時系列で記入することができるバーチカルタイプの手帳を活用すれば、効果的に、無駄のない時間割を考えたり、埋もれてしまいがちな空き時間を見つけ出すことも可能です。考えた内容が記憶に定着しやすいため、「書いて終わり」ではなく、その後の行動も変わりやすくなると言えるでしょう。

 ほかにも、“めくる”という行為によって、過去や未来の予定を連続的かつ俯瞰的に眺めることができる、目標や反省点などをフォーマットにとらわれずに自由に書き込めるなどのメリットもあります。

 思考の助けになり学習効果が高く、なおかつ、自分好みにカスタマイズできるビジネス手帳。多くのメリットがあるからこそ、手帳はビジネスパーソンから長く愛され続けているのです。

ビジネスの効率を上げる手帳3選

 ではいったい、どのような手帳を選べばよいのでしょうか?ビジネスや自己成長に役立つ可能性がある特徴的な手帳を紹介しましょう。

(1)NOLTY キャレルB6バーティカル(日本能率協会マネジメントセンター)
オーソドックスなバーチカルタイプのビジネス手帳。見開きに土日を含む1週間の予定が記載できるようになっており、各日に8:00~23:00のタイムラインが表示されています。下段にメモ欄が設けられており、ToDoリストや目標、反省点など、さまざまな項目を書き込むことが可能です。日付、タイムライン、メモ欄だけのシンプルな構成のため、自由度が高く、アレンジしやすい点が特長です。

(2)アクションプランナー(イー・ウーマン)
女性起業家として知られる佐々木かをり氏監修のビジネス手帳。こちらもバーチカルタイプで、6:00~23:30までと、長時間の予定を書き込めるようになっています。特徴は、「毎日の日付の下に今年の残日数が書かれている点」と「見開きの左下に点線で切り取れる部分があり、新しい週がはじまるたび切り取って栞がわりに使用できる点」。月日の進み具合が確認できる仕掛けが盛り込まれているため、より時間を意識しつつ予定が組めます。本革3ライン23色、合皮10色の全33色展開。

(3)ジブン手帳Biz(コクヨ)
0:00~24:00まで、24時間の予定が記入できるバーチカル手帳。プロジェクトの進捗管理を行う際に適した「月間プロジェクト」、仕事や人間関係など項目ごとに目標を記入できる「今年の目標」のほか、「お金の計画」「今年の振り返り」など、カレンダー以外のコンテンツが充実しているところが特徴です。予定の管理だけでなく、自己成長をめざして手帳を使いたい人に適しています。

アナログ手帳をデジタル化するアプリやガジェットも役立つ

 手帳を活用するビジネスパーソンであれば、アナログ手帳と連携したアプリやデジタルガジェットも知っておくとよいでしょう。

 過去のスケジュールリフィルをデータ化して持ち歩けるシステム手帳活用アプリ「Refill Stocker」や、紙の手帳に書いた文字をそのままデータ化できるデジタルペンシル「ネオスマートペン」を活用すれば、手帳とカレンダーアプリの内容を同期させることができ、それぞれのメリットを最大限に享受できます。

 特にネオスマートペンは、「いままでカレンダーアプリを使っていたから、いきなり紙の手帳に切り替えるのは難しい」という人にも有用です。もうすぐ4月。新年度を機に、より効果の高いスケジュール管理方法として、手帳とデジタルツールを同時に採り入れてみるのもよいかもしれません。

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