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2017.06.07 (Wed)

顧客満足と経営のほどよい関係(第11回)

スマホ対応サイトは今や顧客獲得の必須ツールに!?

posted by 風間 梢

 株式会社ジャストシステムは、2017年4月に「起業のシステムやサービス導入に関する実態調査」を発表しました。調査によると、システム・サービス導入を検討するためにウェブ上で情報収集する際、どのようなデバイスを利用するかについてアンケートを取ったところ、半数近くがスマートフォンを利用する結果になったとのこと。

 また、ウェブサイトの入力フォームなどがスマートフォンに対応していない場合、約30%の人が「入力をやめる」と回答しています。このことから、商品・サービスを紹介しているウェブサイトがスマートフォンに対応していない場合、見込み客を取りこぼす可能性が高いことがわかります。

 スマートフォンは、ちょっとした空き時間に閲覧ができることに加え、スマートフォン自体も機能強化や液晶画面の高画質化が進み、PCに劣らない情報収集が行えるデバイスとなっています。また社員にスマートフォンを支給する企業も見受けられるようになり、ビジネスシーンにおいても利用頻度が高まっています。

PCによるウェブサイト閲覧は依然として多い

 なお同調査では、情報収集時にPCを使う頻度も調べています。「非常に多い」と回答した人は59.4%、「比較的多い」と回答した人は31.1%で、両回答をあわせると90.5%という結果に。情報収集にPCを利用する頻度も依然として高いことがわかります。

 以上の結果から、「知りたい」「購入したい」という見込み客に向けて自社の情報を届けるには、自社のウェブサイトをPCとスマートフォン両方へ対応させると同時に、閲覧者の見やすさや利便性などのユーザビリティを考慮することが非常に重要であることがわかります。

見込み客が導入する商品・サービスはウェブサイトで決まる!?

 システム・サービスを導入する際の情報収集に関しては「ウェブなどで念入りに比較し、かなり事前に絞り込んだうえで問い合わせる」が38.3%、「ある程度比較した後、まずは営業に問い合わせてから本格的に比較検討する」が37.9%という結果になりました。見込み客の多くは問い合わせをする前に、ウェブサイトで自分に適したシステムやサービスに目星を付けているのです。

 ウェブサイト上で目星を付けるビジネスパーソンが多い現状では、いかに自社サイトの商品・サービス紹介ページをアピールするかが重要になってきます。対策のひとつとして挙げられるのが、検索サイトの結果画面で表示順位を上げるためのSEO施策です。SEO施策は、ウェブマーケティングの専門的な知識や分析力が必要となるため、実践するタイミングはウェブサイトをリニューアルする際などが良いといわれています。

スマートフォン対応サイトの重要性

 検索サイト大手のGoogleは、モバイルファーストインデックス(MFI)の導入を正式発表しています。これまでGoogleはPC向けページの評価を検索結果画面の表示順位に用いていましたが、MFIが導入されるとスマートフォン向けページの評価を基準に表示順位が決定されます。つまり、スマートフォン向けページを用意していない企業は、見込み客を逃してしまう可能性が今まで以上に高まるというわけです。

 スマートフォン対応サイトが見込み客との接点になり、自社商品・サービスの導入に貢献する時代は、すぐそこまでやってきています。ウェブサイトを単なる商品広告として扱うのではなく、重要なビジネスツールと捉えて、スマートフォン対応を含めた情報機器の変化への対応を強化しましょう。それと同時にウェブサイト全般の見直しや内容の充実というアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか。

風間 梢

風間 梢

フリーライター。企画、人事、ECサイト運営等を担当したのちに独立。現在は就職、流通、IT、観光関連のコラムやニュース等を執筆している。

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