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2016.06.27 (Mon)

まさかのために備える知識(第4回)

落雷でビジネス機会を損失!?転ばぬ先のサポート選び

posted by 羊田 洋

 モバイルデバイスの利用拡大やビジネスのグローバル化、クラウドサービスの普及などにより、ビジネスにおけるネットワーク環境の重要性はさらに増しています。一方で、ネットワーク環境に何らかの障害が発生してしまい、ビジネス機会の損失や信用の低下といったリスクにつながるケースも存在します。ここでは、ネットワーク障害の発生原因とリスクについて、具体的な事例を交えながら解説し、安定したネットワーク環境を構築するために企業にお勧めの対策を紹介します。

気候変動が、ネットワーク障害の原因に!?

 世界的な気候の変動によって、日本も急速に発達する低気圧やゲリラ豪雨の猛威にさらされています。特に夏場は、雷を伴うゲリラ豪雨が発生することも珍しくありません。落雷により停電が発生してネットワーク障害が発生した場合は、ビジネスそのものが停止する可能性も十分に考えられます。

 落雷だけに限らず、ネットワーク障害は、いつどのような原因によって発生するかわかりません。次は、具体的な事例を通じてネットワーク障害の発生原因とそのリスクを解説します。

2つの事例から学ぶ、ネットワーク障害の発生原因とリスク

週末夜間に、落雷によって予期せぬネットワーク障害が発生―A社の事例
 A社では週末の夜、落雷による停電が発生しました。停電そのものはすぐに復旧したものの、ネットワーク障害が発生し、クラウド上にある業務情報へアクセスできない事態に。

 さらに、ネットワーク事業者と締結していた保守契約は平日のみの対応に限定されていたため、ネットワーク事業者による障害対応は翌週まで持ち越しとなりました。結果的に、翌週月曜日の夕方までネットワークが復旧せず、売上機会の損失が拡大してしまったのです。

深夜のリプレイス作業中にネットワーク障害が発生―B社の事例
 B社では、業務の影響が少ない深夜帯に、ネットワーク機器のリプレイスを実施しました。しかし、機器の設定に問題がありリプレイス作業が正常に完了できない事態に。保守契約を締結しているネットワーク事業者に対応を依頼したものの、深夜帯はサービス提供の時間外という回答が返ってきました。結局、ネットワーク事業者による対応は翌営業日に持ち越され、対応が完了するまでネットワークを利用できない事態となってしまいました。

 2つの事例では、いずれもネットワーク事業者による「保守対応時間」がネックとなり、被害が拡大してしまいました。裏を返せば、より幅広い保守対応時間を設定しているサービスを利用していれば、リスクの拡大を防ぐことができたかもしれません。

 たとえば、A社は休日を含む365日対応可能な保守契約を締結できるネットワーク事業者を選択していれば、休日の間に復旧できたかもしれません。結果的に翌週月曜日からの業務への影響が回避され、機会損失を最小限にとどめることができたでしょう。

 また、B社は日中だけでなく、深夜に発生したトラブルにも対応してくれるサービスを選択しておけばネットワークの停止を防げた可能性があったと言えます。ネットワーク機器のリプレイスを深夜帯に行うことを決定した時点で、リプレイス中に不測の事態が発生する可能性にも考えを巡らせておくとよかったでしょう。

ネットワークを守るには、年中無休でサポートしてくれるサービスがオススメ

 前述のように、ネットワークに障害が発生してしまうと、ビジネス上で大きな打撃となるリスクが発生する可能性があります。そして、ネットワーク障害の原因は、気候変動や作業者の不手際など、じつにさまざま。

 そのような中でもネットワーク環境を守るには、たとえ休日や深夜でも迅速かつ適切に対応できる体制を整えておくことがお勧めです。

 たとえば、NTT東日本の「フレッツ光 24時間出張修理オプション」は、フレッツ光故障時における通常9時から17時までの訪問による保守対応時間を24時間に拡大するサービスです。保守対応範囲も、「回線終端装置等レンタル機器」「ご利用場所までの光ファイバー」「NTT東日本収容ビル内装置(一部)」となっています。企業内のネットワーク環境の安定的な稼働にも貢献することでしょう。

 ネットワークがつながらず業務が遂行できないといった事態に陥らないために、さまざまなリスクに対応できるよう備えておきましょう。

【24時間出張修理オプションについて】
・本サービスは故障受付から現地までの駆けつけ時間および回復時間を保証するものではありません。
・通常保守の場合は、保守対応時間外の故障申告は録音で受け付けております。
・保守対応時はお客さま建物内のNTT東日本設備設置場所(MDF室等)への入室が必要となるため、入室方法(特に夜間、土日休日)等について事前にご確認のうえお申し込みください。入室できないことにより保守対応できない場合があります。また、保守対応時にはお客さまの立会いを要する場合があります。
・一部のエリア(原子力災害対策本部の設定する帰還困難区域等)については保守対応できない場合があります。
・天災等により同時多発的に故障が発生した場合や交通事情等により、保守対応にお時間をいただく場合があります。

※掲載している情報は、記事執筆時点(2019年6月24日)のものです。

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羊田 洋

羊田 洋

株式会社ネクストアド所属のライター。セキュリティソフトメーカーにて、システムエンジニアとしてシステム開発及び労務管理を担当。日々ITセキュリティ関連の情報や、労務管理に関する法務関連の情報に接している。現場の技術者及び事務担当の視点を持った記事の執筆を得意とする。

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