マイページ別ウィンドウで開きますでご契約・サポート情報を確認

2017.12.12 (Tue)

ビジネス英語講座(第60回)

ビジネス向け英文祝賀状を出すときに使えるフレーズ

posted by 桃

 海外のお客さまとのやり取りの中で、嬉しいお知らせを受けることがあります。たとえば、会社の創立10周年記念や、人事異動のお知らせから親交のある人の昇進を知ったときなどがあげられます。そのような場合は、祝賀状やメールで、すぐにでも相手にお祝いを伝えたいものです。そんなときに使える英語フレーズで、ビジネスシーンに適したものを用意しました。

文章の最初に伝えるフレーズ

 英語での文章は、最初が肝心です。「いつもお世話になっております」や「貴社ますますご清栄…」といった挨拶や説明を先に書く日本語の文章とは異なり、英語では一番初めに伝えたいことから書き出します。そのような祝賀状の書き出しで使えるフレーズがこちらです。

Congratulations on your 10 year anniversary of the foundation.

(設立10周年おめでとうございます。)

 “Congratulations on ○○”で、「○○おめでとうございます」という意味になります。このCongratulationsを略して、“Congrats”と表記することもありますが、こちらはカジュアルな場で使用することが多いので、ビジネスでは使わないようにしましょう。

Congratulations and best wishes to you all the best for future growth.

(昇進おめでとうございます、そしてあなたの今後の成長をお祈りいたします。)

 Congratulationsとお祝いを述べた後に“best wishes to you”「幸運を祈っています」という意味のフレーズを続けることで、今後の発展を応援するメッセージとなります。ちなみに、このCongratulationsの前に“Heartfelt”を付け加えると、「心より」という意味になりますので、よりていねいに伝えたいときにオススメです。

文章の途中に入れるフレーズ

 文章の途中でも、朗報を嬉しく思っていることを伝えられるフレーズがあります。

I am very glad to hear that the business is expanding with your company.

(御社の業務拡大を聞き、大変嬉しく思っております。)

 “I am very glad to hear that ○○”で「○○で大変嬉しく思う(耳にする)」となります。“I am happy to hear that ○○”という同じような意味のフレーズがありますが、“I am glad to”のほうがよりていねいな表現になりますので、ビジネス向けでしょう。同じようなフレーズで“I have heard the great news about ○”という「○○に関する素晴らしいニュースを聞きました」というものもあります。

I am sure you will have a satisfying and fulfilling days ahead of you in your new position.

(新しい役職に就くことで、きっと充実した日々になるでしょう。)

 “I am sure ~”で「私は確信している」という意味で「きっと」という訳になります。“satisfying”“fulfilling”は両方とも「満足」や「充実」という意味で、“and”を入れることで強調している言い回しです。

締めに使うフレーズ

 最後は日本語と同じく、相手の今後の成功を祈る締めのメッセージを入れましょう。

I wish you all the best in your company in the future.

(今後、御社のご躍進をお祈り申し上げます。)

 “I wish ○○”は「願っています」という意味です。“in the future”は「今後」という意味で、将来のことを述べているときに使います。“all the best”は「幸あれ」という手紙の最後を締めるフレーズでもあり、「成功を祈ります」という意味も含まれているフレーズです。

Please accept my best wishes for your success.

(今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。)

 “accept”は「承認する」「受け入れる」という意味で使われます。例文を直訳すると「あなたの成功を祈ることを承認してください」となりますが、祝賀状を締める定型文として使われるため、上記のような訳となっています。

 同じような「○○をする私を許して」というフレーズでは“allow me to ○○”というものがあります。祝賀状では、こちらに言い換えることも可能です。

 ビジネスで取引先との関係構築にあたって、お祝いごとの挨拶は重要です。朗報を耳にしたら、紹介した祝賀状をすぐに伝えることが、関係性をさらに友好なものへと成長させます。

 しかし、すぐにと祝賀状を送るために急いでいても、文章中のスペルや、間違った文法、さらに「You will」を「You’ll」などの省略を行っていないかなどの確認を行いましょう。せっかくの祝賀状なので、しっかりと確認してから送信することを心掛けてください。

連載記事一覧

桃


大学時代にアメリカ・イギリスへ2度の短期留学を経験し、個人向けの旅行会社に2年間勤務。机上での勉強ではなく、実践から英語を伝えるフリーライター。明日から使えるフレーズをお届けします。

メルマガ登録


NTT EAST DX SOLUTION


ミライeまち.com


「ビジネスの最適解」をお届けします 無料ダウンロード資料


イベント・セミナー情報

ページトップへ

ページ上部へ戻る