マイページ別ウィンドウで開きますでご契約・サポート情報を確認

2016.12.19 (Mon)

ビジネス英語講座(第36回)

海外から来た顧客に自社を案内する際の英語表現

posted by Mayuko

 海外の顧客や外資企業の来客を迎える際、受付やミーティング後に、自社を案内することもあるでしょう。今回は、そうした時に使える英語表現をいくつか紹介します。

来客を出迎えするときのフレーズ

 まずは来客を出迎える際の簡単な挨拶から紹介します。

Welcome to the ○○ corporation(会社名). I am Taro Yamada, liaison officer.
(ようこそお越し下さいました。調整役の山田太郎と申します)

 liaison office(リエゾンオフィス)は、他社との調整や連絡などを行う部署のことで、ここで働く人のことをliaison officer(リエゾンオフィサー)と呼びます。 英語圏では耳にする機会が多いので、覚えておくと良いでしょう。

Thank you for coming all this way to visit us.
(この度は遠いところをお運び頂きありがとうございます)

 

How was your flight?
(飛行機の旅はいかがでしたか?)

 

How was your journey?
(旅はいかがでしたか?)

 海外からの来客の場合、ほぼ100パーセントが飛行機での移動となり、flight(飛行機での旅)という言葉を使うのが自然です。このほか、journey(旅)という言葉でも大丈夫です。journeyは飛行機だけでなく、船や電車、車や徒歩など、移動すべてに使うことができます。

受付手続きで使える丁寧なフレーズ

 セキュリティ上、来客には名前と来訪時間を記入してもらう会社も多いでしょう。まずはその必要性から説明しましょう。

First, I need to sign you in at the reception.
(まずは受付で手続きをする必要があります)

 上の例文は、直訳すると「最初に、私が受付にあなたのことを登録する必要があります」となりますが、これはあくまでも、「私が主体となって進めますよ」という丁寧な言い方であり、名前の記入は相手にお願いしても差し支えありません。その場合、実際の記入箇所を指し示して、以下のようにつなげるとスムーズです。

Could you write down your name here, please?
(ここにお名前を記入して頂けますか?)

 

Here is your visitor’s card. Could you please wear it around your neck?
(恐れ入りますが、こちらのビジター用のカードを首にかけて頂けますか?)

案内時に、会社の概要を説明する

 ミーティングが行われる部屋まで案内する際は、簡単に会社概要を説明することをおすすめします。沈黙しながら歩くよりも、お互いの緊張をほぐす効果もあるでしょう。

As you may know, this company was started in 1946. So we have been in business for 70 years. We take a lot of pride in the history of our company.
(ご存知かもしれませんが、我が社は1946年に創業し、今年で創業70周年を迎えます。我々は、自社の歴史を誇りに思っております。)

 「As you may know,」と文頭につけることで、へりくだった表現になるので相手に好印象を与える効果があります。

We have 1537 employees and 42 branches across the country.
(社員数は1,537名で、全国に支店が42カ所ございます。)

ミーティング後に、社内の案内を提案する時

 ミーティング後、時間に余裕があれば、自社のことをより顧客に知ってもらうために、社内を案内してみましょう。

Would you like to have a look around? I can show you our offices.
(少し社内をご覧になりますか?私がご案内致します)

 

If you have time, I can show you around.
(もしお時間があれば、すこし我が社のご案内をさせて頂きたいのですが、いかがでしょうか?)

 「Have a look.」という言い回しは、非常に頻繁に用いられるワードです。たとえば日本語で「ちょっと来て、これ見てみて!」と言う場合、「Come and have a look!」となります。ほかにも「Have a go.(やってみて)」 「Have a listen.(聞いてみて)」「 Have a taste.(食べてみて)」など、「ちょっと試しに」というニュアンスを言い表す場合に非常に便利なフレーズです。

This is our planning department. We utilize the latest technology.
(こちらが企画部のフロアになります。最新のテクノロジーを導入しております。)

 

We value our employee‘s health and safety. We have flexible working hours and generous leave allowances to cover most situations.

(社員の健康と安全を第一に考え、フレックスタイムの導入や各種休暇制度の充実などを実現しました。)

 

Within Japan, this company is well regarded as having a good work life balance.
(仕事と私生活のバランスが良く取れた会社として、国内では高い評価を得ております。)

 「work life balance」というフレーズは、仕事と私生活のバランスを表す言葉として日本でも良く用いられる言葉ですが、英語圏でも通用します。

パンフレットを渡すときにひと言プラス

 会社のパンフレットを渡す際には、以下のような一言を添えるのが良いでしょう。

Here is a brochure about the company.
(こちらが我が社のパンフレットですので、よろしかったらお持ちください。)

 

This logo was designed by one of our employees 50 years ago. The logo represents the spirit of the company.
(こちらに印刷された我が社のロゴは、50年前に社員によってデザインされたもので、会社理念が込められています。)

 はるばる海外から来た来客だからこそ、丁寧な案内で良い印象を持ってもらうことが理想です。自社を説明するための英語表現などをあらかじめ調べておくと、とっさのひと言にも困りません。上記の例文をアレンジしながら、事前に備えておきましょう。

連載記事一覧

Mayuko

Mayuko

メルマガ登録


NTT EAST DX SOLUTION


ミライeまち.com


「ビジネスの最適解」をお届けします 無料ダウンロード資料


イベント・セミナー情報

ページトップへ

ページ上部へ戻る