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2017.07.06 (Thu)

朝礼ネタ帳(第96回)

クールビズを正しく知り、着こなし方をマスター!

posted by 高田 樫央

 環境省の推進で、2005年からスタートした“クールビズ”は、2017年で13年目を迎えます。継続的な呼びかけにより、現在では環境省の発表によると認知度が9割を超え、7月を迎えると軽装で街を歩くビジネスパーソンを多く見かけるようになりました。

 認知度が高まると同時に、クールビズもビジネスシーンによってさまざまなスタイルが登場しています。そこで今回はクールビズを正しく理解するため、取り組みの狙いや、状況に適した服装などとあわせて、男女別の注意点を紹介していきます。

消費電力を抑えるための「クールビズ」とは

 クールビズは「摂氏28度以上の環境でも、快適に過ごせるようさまざまな工夫を施しましょう」というコンセプトのもと始まった取り組みです。夏場の冷房使用による電力の節約で、発電時に発生する二酸化炭素排出を抑えるということが狙いでした。

 転じて企業は「夏場節電」をする工夫として、摂氏28度以上でも快適に過ごせるノーネクタイ・ノージャケットなどのスタイルによる“ビジネスカジュアル”が登場しました。

 2012年には、クールビズよりもさらに軽装を許容した“スーパークールビズ”も提唱され、ポロシャツなどといった服装も容認されるようになっています。

28度設定の理由を小池百合子都知事が

 普及が進んだクールビズですが、提唱した第一人者は現東京都知事の小池百合子氏です。2005年、第1次小泉第2次改造内閣で環境大臣に就任した小池氏は、内閣総理大臣である小泉純一郎氏から「夏場の軽装による冷房の節約をキャッチフレーズにしたらどうか」というアドバイスを受け、クールビズの取り組みがスタートしました。

 2017年5月には、28度という温度設定を下げるべきではという「クールビズ室温28度論争」に対し、仕掛け人である小池氏が知事定例会見にて参戦したことも話題になりました。

 メディアを前にして資料をもとに室温28度の科学的根拠を述べるとともに小池氏は、「過剰な冷房で、体調管理に悩む女性に目を向けた」という点も強調していました。電力だけでなく、オフィス空間が快適であることは、社員の業務効率を考える上では重要です。

クールビズでもネクタイとカーディガンを

 クールビズの基本であるビジネスカジュアルは、ノーネクタイ・ノージャケットのスタイルです。ビジネスパーソンとしては、このスタイルを維持することが大切です。

 注意したいのは、営業職に限っては訪問先企業によって服装を変えなければならないことです。特に新規訪問先ですと、いくらクールビズだからといってもノーネクタイで訪問するのは失礼にあたる場合があります。

 営業職であれば半袖シャツ・ノーネクタイ・スラックス・革靴をベーシックスタイルとして、ネクタイを鞄の中に忍ばせておくと、さまざまなシーンに対応できます。

 一方、女性のオフィスカジュアルにも注意点があります。涼やかさと露出度のバランスが大切なポイントです。いくら涼しいからといっても、ノースリーブやミニスカートなどの露出度の高い衣装は控えたほうが良いとされています。またストッキングは着用です。ミュールやサンダルに関しては、ふさわしくないとする企業もあるので、確認してから着用を。もし肩を露出するような服を着る場合は、オフィス内では薄手のカーディガンを羽織るなどして対応しましょう。

 クールビズをサポートするグッズもあります。たとえば、ときわ商会の「ひんやりシャツシャワー ストロングミント」という製品は、シャツにスプレーすることで衣類をひんやりとコーティングしてくれる清涼グッズです。汗をかくことで冷感部分が溶け出し、肌に触れることで清涼感を感じさせてくれます。

 身につけるアイテムとしてはビッグウイングの「しろくまのきもち ネックバンダナ」があります。吸水性と保水性の高いネックバンダナで、吸水させて首に巻くことで静脈を冷やし、体温を下げてくれる効果があります。コットン100%なので、敏感肌にも使える清涼グッズです。

 女性向けのサポートグッズとしては、着用感がサラサラやヒンヤリなどの涼感ストッキンがさまざまなメーカーから発売されています。UV吸収機能を付加したFukusukeの「満足 《さらさら涼感タッチ》 コンジュゲート ストッキング」があります。サラリとした質感だけでなく、紫外線からも肌を守ってくれます。

 本来の目的として正しい服装を理解すれば、ビジネスパーソンとしてのマナーを維持した上でクールビズを取り入れることができます。これを機にクールビズについて深く理解し、夏を涼しく、そしてスマートに過ごしましょう。

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高田 樫央

高田 樫央

フリーライター。製造業を中心に通訳・翻訳業に従事した後、フリーライターに転身。IT・セキュリティソリューション関連情報を中心に執筆。Webマーケティングに精通している。

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