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2016.04.27 (Wed)

朝礼ネタ帳(第38回)

「残業ゼロ」にこだわる社長たち

posted by KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

 残業することが慢性化してしまうと、多くのデメリットが生じます。ここでは、社長が自ら従業員の「残業ゼロ」にこだわる企業を取り上げ、残業ゼロに近づけるさまざまな工夫を紹介します。

社員が日本一幸せだと言われる「未来工業」

 岐阜県の電気資材メーカーの未来工業は、社員が日本一幸せだと話題の企業です。残業は禁止、1日の就業時間7時間15分、年間休日140日、営業ノルマなし、アイデアを提出するだけで最低500円の支給など、独自のルールがたくさんあります。

 勤務時間が少なく、残業もできないとなれば、勤務時間中に集中して仕事をするほかないというわけです。電気スイッチの内側にある「スイッチボックス」という装置の国内シェアは80%を誇り、少ない勤務時間で成果を上げていることがわかります。

社員の分まで社長が働く「フィードテイラー」

 アプリ開発などを手がけるフィードテイラーは、スタッフが開発に集中できるよう、社長自ら他の業務を引き受けています。開発以外の業務に振り回されないように、電話やメール、接客などは一切やらせないとのこと。

 その結果、スタッフは9~18時の定時勤務ですが、社長は1日14~16時間も働き、休みは土曜の午後のみというほど働き詰めだそうです。人気アプリの開発に成功するといった成果は出ていますが、社長の負荷が大きすぎるため、一部を別の人に任せるよう検討中とのこと。

仕事が終われば勤務時間前に帰ってもよい「ランクアップ」

 通販化粧品会社のランクアップは、社長の出産経験をきっかけに残業ゼロを目指したそうです。自社で必ずやらなければならない業務以外は、ほぼ協力会社に任せています。仕事が終われば、定時前に退社しても給料は同じ。社員は早く仕事を終わらせて帰らないと損だという気持ちで、集中するそうです。

 その結果、年商は約60億。就業後にさまざまな経験をする時間があること、女性が結婚・出産後も辞めずに働き続けられることなどが、よい結果につながっているようです。

高い給料より時間を提供「クラシコム」

 北欧雑貨のECサイトを運営するクラシコム。起業したばかりで、高い給料を提供することは難しかったため、定時退社や居心地のよいオフィスを提供することにしたそうです。事務所にキッチンを作ったり、ひとりひとりにL字型の広々としたデスクを用意するなど、スタッフがリラックスして働ける環境を心がけています。毎年160%の業績を上げており、よい結果に結びついているようです。

残業ゼロに近づける工夫

 多くの企業で、無駄な残業が問題視されていることでしょう。それでも減らすことが難しいと感じているのなら、残業ゼロに近づけた企業のアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

・帰社時間を宣言する
・残業禁止の時間帯を決める
・仕事が終われば定時前に帰れる
・ひとりに仕事を集中させない
・資料作成に膨大な時間を投じない
・他の部署と力を合わせる
・協力会社に依頼できることは任せる
・時間になったら消灯する
・残業を減らすことは得することだと意識する

 いずれにせよ、会社全体で残業をなくす意識を持つことが必要です。

残業が慢性化するデメリット

 残業が続くとさまざまなデメリットが生じます。無計画に残業していると、仕事の効率化や無駄な業務に無頓着になり、必要のない残業をすることにつながります。また、毎日残業しているような状況では、精神的にも肉体的にも疲れます。身体を壊したり、集中力を欠いてミスを犯してしまうかもしれません。

 仕事で成果を上げるためには、プライベートの時間も大切です。人はインプットすることがなければアウトプットできず、アイデアも出ないでしょう。仕事と生活のワークバランスを最適に保つことができるとよいですね。

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KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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ライター・ウェブディレクター。プロのダンサーから転身。就職サイト、社会人向け情報サイト、エンタメサイトのウェブディレクターの経験を経て、記者、フリーライターとして活動しつつ、某テレビ局のサイト立ち上げ、コンサルなど幅広く活動している。

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