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2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第25回)

うまく習慣化するコツ

資格試験のための勉強、ダイエット、禁煙など、「やるぞ!」と意気込んで始めたことでも、なかなか長続きしなくて困っている人も多いのではないでしょうか。物事をうまく習慣化させるために必要なことは、「根性」ではありません。ちょっとしたコツをつかむことで、習慣化へのハードルがぐんと低くなります。

インパクト×回数=習慣化

 物事を習慣化するには、【インパクト×回数=習慣化】という簡単な公式があります。ここでいうインパクトとは、自分がした体験から受ける衝撃のことです。取り返しがつかないような大失敗をした人は、その経験がたった一度でも、もう二度と繰り返すことはないでしょう。自分の受けた衝撃の大きさから、「その行動を選ばない」ということが習慣化されたのです。あるいは、尊敬している人や目標としている人の何気ない一言で人生が変わったという人もいます。その一言に衝撃を受けて「これからは自分もそうすると決めた」ことが習慣化されたのです。このような体験は、多かれ少なかれ誰にでも起こりうることですが、逆にいうと、それほど頻繁に起こることではありません。ですから、もうひとつの回数をこなすことが、絶対に必要となってきます。

4つのステップを経て習慣化されていく

 私たちが物事を習慣化していくときには、4つのステップがあると言われています。一つ目のステップは「無意識的無能状態」で、やり方を知らないからできないという状態をいいます。二つ目が「意識的無能状態」。やり方は分かっているけれど、できないという状態です。ここで必要なのが回数をこなすことです。そして、三つ目は「意識的有能状態」といって、意識すればできる状態です。「こんなことをしていてなんの役に立つのかなあ」などと、ネガティブなことを考えやすくなり、このときにストレスがピークに達します。最後に訪れるのは「無意識的有能状態」で、習慣化が完了し、ストレスから解放されて、無意識のうちにその行動をとれるようになります。挫折しやすいポイントが三つ目の「意識的有能状態」であることは、もうお分かりですよね? でも、ぜひ覚えておいていただきたいのは、誰にでもこのポイントが訪れるということです。逆にいうと、「意識的有能状態」でストレスを感じているのは、順調に進んできた証拠みたいなものです。ここさえ突破すれば、必ずラクになりますし、道は開けます。ですから三つ目で逃げては、もったいないのです。ちなみに、一つ目の「無意識的無能状態」から四つ目の「無意識的有能状態」に至るまで、だいたい半年から8カ月ほどかかるといわれています。これから始めるにあたっては、途方もない月日に感じるかもしれませんが、一年後にはやりたかった新しいことが習慣化していることでしょう。

 物事を習慣化させるための魔法はありません。着実に回数をこなしていくことでしか、私たちの脳を習慣化させることはできないのです。ですが、習慣化に至るステップや、継続期間に目処を立てることで、落ち着いて物事に取り組めるようになります。これらのコツを踏まえて、ぜひ新しいことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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