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2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第20回)

何かを成し遂げるのに年齢は関係ない!?

みずからを“中年の星”と称する油井亀美也さんが45歳ではじめて宇宙へといったように、何かを成し遂げるうえで年齢というものは必ずしも諦める理由にはなりません。今回はそんな年齢を重ねてから何かを成し遂げた偉人や偉業についてご紹介したいと思います。

日本史上初の正確な日本地図を作成

まずは江戸後期の測量学者である伊能忠敬について。彼が成し遂げた偉業といえば日本で初めて全国を通した地図を作ったことですが、彼がその地図を作るための旅を始めたのは56歳のときであったと言われています。それ以前の日本地図は、各藩で作成したものをつなぎ合わせたものでしかなく、空白地帯も数多く存在したので、彼の働きによってようやく今日の日本地図に近いものが完成し、当時の旅人や行政にとっての大きな助けとなりました。さらに、彼が地図の作成に必要な天文学の知識について学び始めたのは50歳を過ぎてからであり、それまでは天文学とはまったく無縁のつくり酒屋の主人をしていました。“人生50年”と言われていた時代に、それを超えてなお新たなことにチャレンジをするという姿勢はそれだけで見習うべきものだと感じます。

伝説の都市トロイアを発掘

つづいてはドイツの考古学者シュリーマンについて。日本人にはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、“ギリシャ考古学の父”として、本国ドイツをはじめヨーロッパなどでは広くその名が知られています。彼の代表的な偉業といえば、ギリシャ神話に登場する伝説の都市トロイアを自らの手で発掘し、その存在を立証したことです。そんな彼は幼いころに母親を亡くし、父親が職を失ったことによる貧困などが原因で、自らの大学進学を断念せざるを得ない状況に陥ります。しかし、彼はその後、働きながら独学で18か国語をマスターするという離れ業をやってのけ、実業家としても大きな成功を収めます。そして生活の安定を手にした彼が、幼いころからの夢であった考古学の勉強を本格的に始めたのは44歳のときであり、トロイアを発掘したのが51歳のときだったと言うから驚きです。

遅咲きのメジャーリーガー

最後は元メジャーリーグの投手であるジム・モリスについて。映画「オールド・ルーキー」で知られる彼の偉業は、35歳にしてメジャーデビューを果たしたことです。メジャーリーガーのデビューの平均年齢はおおよそ25歳前後と言われておりますので、それより10年も歳を重ねてからのデビューは当時アメリカでも大きな話題となりました。しかも、彼は若いころに選手を一度引退しており、その後は高校の教師として野球部のコーチをつとめていたのですが、“(自分の指導する)チームが優勝したらプロテストを受ける”という生徒との約束をきっかけに再びメジャー挑戦の階段を登りはじめ、見事にそれを果たしました。

今回ご紹介をした彼らから感じること、それは夢を持ちつづけることの大事さであり、またそのために何かを学ぶという行為に年齢制限はないということだと思います。皆さんも彼らの活躍を励みに今からでも何かにチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。

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